新入社員に「フリーランスも視野に入れています」と言われて思ったこと

年齢が近いということもあり、新入社員の教育係を任されて早1ヶ月。

お互いに少しづつ慣れてきたこともあり、新入社員の本音を聞くことが出来たのですが「フリーランスも視野に入れています」という言葉を聞いてしまいました。。

そんな出来事のお話です。

新入社員の経歴

当記事では新入社員の身バレ防止の為、あまり詳細なことを記述できないのですが、大体以下のような経歴です。

  • 実務経験なし
  • 大学は情報系の学部ではない
  • ポートフォリオとして自己アプリは見せてくれた

上記のような状態でした。

フリーランスという違和感

前提として僕はフリーランスになることに対して否定するつもりは一切ありません。

僕も実力があればフリーランスとして活動したいなーくらいの気持ちは持っています。(経費に多少の憧れが...笑)

むしろ、今後どうなるか見えない業界でもあるからこそ、稼げるうちに稼いでおくべきという考えもあります。

 

では、何故今回の「新入社員のフリーランスも視野に入れています」という発言に違和感を感じたかというと、

その実力でフリーランスになるのは厳しいぞ

というのが率直な意見です。

 

Gitの操作や小規模システムを構築する知見もない(サーバーとは何なのか、DBって?)レベルの20代が何を夢見ているのかと失礼ながら思ってしまったのですよ。

 

その気持の中には「俺はこれまでにこんだけ苦労してきたんだ」という嫉妬や妬みの感情も入っています。

現実問題、エンジニアってボコボコにされて痛みを伴いながら成長していく方のほうが多いじゃないですか。
(それが正かどうかは置いといて炎上プロジェクトの経験レガシーな環境での開発経験は良い意味でも悪い意味でもエンジニアの素養や知見を育ててくれると考えています。

 

僕自身、令和ではあまり見ない稼働300時間の受託企業で働いていた経験があるので、実力がないフリーランスに対してあまり良い印象は持つことが出来ません。

ただし、夢ある若者に対してクソみたいな感情を持ってしまったのは1社会人として良くないなぁと反省しています。

会社が受け入れた以上責任を持たなければ

一通り思っていたことを吐き出せたので、これからはあるべき姿について語らせてもらいます。

今回の一連の内容について悪い感情もあったのですが、1社会人として学ぶべきものもありました。

 

それは、会社側としては事業の拡大を目的に即戦力ではないとわかっていながらも雇っているので、受け入れた会社は責任を持って教育していかなければならないということです。

新入社員の方は経験を目的に、会社は事業の拡大を目的にという両者の利益が合致したからこそ同じ現場で働いているのでお互いがお互いに責任を果たす必要があるなと考えています。

 

自分が採用の判断を下していないのに何で自分が面倒な思いをしなければいけないのかと思ってた時期もありましたが、採用判断は自分の上司が判断したことなので従うしかないのです。悔しかったら偉くなるしかないのです。会社員は世知辛いです。。

 

今回の事案に関しては会社員としての責任を放棄する寸前だったので、上記の事柄について気づけてよかったです。

駆け出しエンジニアが嫌われている理由がわかった

学びはあったものの、今回の事案についてはやはりモヤモヤが残る一件でした。

 

コロナが始まった頃に駆け出しエンジニアブームがあり、Twitter上ではそれをよく思わないベテランの方々がいました。

当時は夢を見て頑張っている人に対して何故こんなにも怒っているのだろうと思っていたのですが、当事者となってあの怒りの正体が分かりました。笑

 

まー、実力がないとボコボコにされる業界なので全てのエンジニアが自分の望みを叶えれるよう努力していくしかないですね。。。

皆さん頑張りましょう。

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