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炎上案件を経験して死にに行くという姿勢を持てば良かったという話

プログラマーやエンジニアをやっている人なら分かると思うのですが、「炎上案件」という言葉には一種のドキドキがあるかと思います。
僕は炎上案件という言葉を聞くだけでドキドキが止まりません。
今回の記事では、受託企業でバチバチな炎上案件を経験してきた3流プログラマーが炎上案件の思い出を語らせていただければと思います。

炎上案件とは?

何らかの理由でとにかく燃えている案件のことです。

  • シンプルな短納期(多分炎上の理由1位)
  •  チーム内における重要人物のプロジェクトからの離脱
  • 神様(クソ客)による土壇場での仕様変更
  • イキり営業による全てできますスタイルによる契約

プロジェクトに関わるすべての人が何かしらに追われている状況になるため、関係者各位で揉め事が起こっています。
ステークホルダー > 営業 > PL > SE > プログラマー

僕が経験した炎上案件では、短納期 + 急な仕様変更(馬鹿な営業のせい) により開発と営業の間で戦争が勃発しプロジェクトが崩壊しかけた事があります。
最終的には客先への調整(謝罪) + 営業と開発の戦争に部長が仲裁する形 で終着することでギリギリのところで丸く収まりました。

しかし一度崩壊しかけたプロジェクトなのでチーム内でのいざこざは残ったまま開発を続けていくことになりストレスの掛かるプロジェクトでした。

このように炎上案件は誰も幸せになりません。

今回は炎上案件について僕の実体験を簡潔にお話したのですが、一口に炎上案件と言っても様々な理由があることを覚えていただければ幸いです。

炎上するとどんな事が起きるのか

お客さんに詰められる

受託企業における一番恐ろしいタイミングがお客様から詰められる時です。
当たり前の話ですが、身銭を切ってシステム開発を依頼されているので、全力で詰めてきます。

お客さんが詰めるときはだいたい以下の理由かと思います。

  • 納期に間に合わない
  • 契約時に想定していた要件を満たせていない

これらの理由で怒られるのが本当に本当にストレスでした。(契約不履行と言われたときにはゾッとします。

上長から詰められる

お客様から詰められるということは必然的に上司からも詰められます。

お客さんからの評価が悪いと次回の契約や会社の評判が下がるといった悪影響が発生する可能性が高くなるため、上司もピリピリします。

炎上は炎上を生むだけです。

これはただの文句

僕が居た受託企業の上司はIT畑の人ではなかったため、お客さんからの評価が第一になります。そのため、お客さんからどんなに理不尽な要求が来たとしても必ず達成することを譲りません。

そんなやり方では必ず大事故が起きるよという開発側の意見には聞く耳を持ちません。

歪な形で進行した結果で起きている炎上には目をつぶる結果さらに燃える というサイクルを発生させる上司でした。

メンバーから不満が出る

他方から詰められるとチーム内からも悲惨な声が聞こえてきます。

「後少しでリリースできるから一緒に頑張りましょう。」という声がけしかできません。

世知辛いです。

炎上したときには死ににいく姿勢が大事

ようやく本題です。

炎上案件に参画すると全員が「この案件から抜け出したい」と願っている事は目に見えるのですが、そういった願いは儚く散っていきます。どうにか納品することが唯一の地獄からの脱出する道です。

全員がギリギリのところで踏ん張っているタイミングでは率先して死にに行く姿勢がメンバーを勇気づけると考えています。

一度プロジェクトを崩壊させた目線から思うことが誰かがアクセルを踏んで頑張ることが誰かの活力につながることを強くお伝えしたいです。

今炎上案件に参画している人はぜひ、死にに行く姿勢を持ってほしいなと思います。(限界だったら逃げてください。本当に逃げてください。)

炎上案件は悪いことばかりではない

精神的にしんどい事が多い炎上案件ですが、悪いことばかりではありません。

サイヤ人の理論と一緒でギリギリのところで生き抜くと確実に成長します。成長するのは技術力かもしれませんし、人間力かもしれません。

とにかくあなたの何かが確実に成長します。

また、炎上案件の凄いところが普通に過ごした期間と炎上案件に関わった期間の成長の度合いに大きな差があります。

それだけ炎上案件には人を成長させるパワーがあります。

一度経験しておくのをオススメしますよ。

 

 

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