とある日、サーバー移行のタスクが一端のプログラマーである私に降ってきました。
セキュリティサポートが2022年末に終了して久しいPHP7系で動いているシステムが乗っかているサーバーの移行タスクです。
事の発端
CentOS 7のサポート終了がきっかけです。
DevOps系のお仕事に携わっている人なら理解してくれると思うのですが、サポートが切れた技術を継続して使用していくことの恐ろしさったら中々のものです。
まぁそんな事情があったので、CentOSを別のOSに移行していこうー!というノリで始まりました。
困ったことに
クラウドサービスはAWSを選択しているので、AWSが提供しているOSであるAmazonLinux2023を移行先のOSとして決定しました。
単純なLAMP環境を構築することが今回のタスクだったので、作業をガシガシ進めていくと一つの問題にぶち当たりました。
PHP7系がインストールできない…
Remiリポジトリ, EPELが使えない
そもそもの問題としてPHP7系は2022年末にサポートが切れているので、AmazonLinuxがサポートしている訳がありません。
普通に考えてみれば至極真っ当です。
今回のタスクでは、PHP7系を使うことは外せない要件として上がっていたので、どうしてもPHP7系が必要です。
こうなったらRemiリポジトリから持ってくるしかないなーと思っていた矢先、Remiリポジトリも使えないとのこと。(EPELがそもそも使えないため
AWS ドキュメント
EPEL
CentOSなどで使う、RemiRepositoryってなんだ?
今回の要件(PHP7系 install)を達成する事は、Amazonlinux2023 では不可能だと知った瞬間でした…
OS選定
CentOS の移行先で検索すると以下のOSたちがよくヒットしました。
- RedHatEnterpriseLinux
- AlmaLinux
- RockyLinux
PHP7系 が使えること 及び 互換性があること , ある程度の認知度 があるOSを選択したかったので、 RockyLinux で行くことに決定しました。
最終的にはRockyLinux上でRemiリポジトリを使用して目的の環境を作成することができたよーん。
感謝を捧げる
振り回された感が拭えないタスクだったのですが、誰が悪いとかはないなーという所感です。
CentOSのサポートが切れるのも、Amazonlinux2023 がPHP7 をサポートしていないのも、PHP7を使って未だに運用しているシステムも誰も悪くないです。
(PHP7に゙関しては早くバージョンアップしてほしい…
最終的には何とかなったので、 RockeyLinux のコントリビューターに感謝を捧げます