localhost上でサーバーを監視している記事が多かったので備忘録として残します。
考え方
基本的に監視するサーバーと監視されるサーバーという関係性のような形での監視が理想だと考えています。
理由としましては、監視したいサーバー上にZabbixを設置したとしてもそのサーバーが死んだ場合、監視することが不可能になるからです。
そのため当記事では、監視される側サーバーの設定を行いたいと思います。
設定
環境
Ubuntu22.04
Zabbix_service 5系
Zabbix_agentd 5系
① Zabbixサーバーのインストール/設定
割愛。
Google検索でかなりの数ヒットします。
② Zabbixサーバーにてホストの登録
割愛。
Google検索でかなりの数ヒットします。
③ 監視される側のサーバー設定
監視される側にはZabbix-agentなるものが必要になります。
→ 考え方としてはデーモンの様なやつが監視されるサーバー内で動いてくれて結果を監視サーバーへ渡してくれます。
zabbix-agentのインストール
apt install zabbix-agent
以下ファイルを編集。
nano /etc/zabbix/zabbix-agentd.conf
Server=123.456.789.XXX (ZabbixサーバーのIPアドレス←監視する側)
ListenIP=123.456.789.YYY (Zabbix-agentのIPアドレス←監視される側)
ServerActive=123.456.789.XXX (ZabbixサーバーのIPアドレス←監視する側)
Hostname=test (②で登録したホスト名と同一の名前)
※Hostnameは②で登録したホスト名と同一の名前じゃないとエラーになります。(ここが原因だとわからず1日潰してしまいました。)
Zabbix-agentの再起動
systemctl restart zabbix-agent.service
ファイヤーウォールの開放
ufw allow 10050
ufw allow 10051
※ポートは標準で決まっています。
Zabbix-agentは10050番ポートでZabbix-serverからのアクセスに応答。
Zabbix-serverは10051番ポートでZabbix-agentからのアクセスに応答。
上記設定が完了したら監視するサーバーと監視されるサーバー間での通信が完了します。